あなたは食事をする時に、「よく噛む」ことを意識していますか?
忙しくなった現代では、仕事の合間をぬってご飯を食べる時など、ついつい噛む時間が少なくなりがち。
お昼は仕事が忙しいから、パソコンを打ちながらサンドイッチやおにぎりで済ましてしまう、なんて方も多いのではないでしょうか?
わずか半世紀ほど前と比べても、現代は噛む回数の少ない食事になっていて、柔らかくて食べやすい食品が主流になってきました。
咀嚼数が減ったことで噛む力だけでなく、咀嚼を支えるパーツの衰えなど、体への負担が大きくなります。
今日は大切と知っていても意外と意識されていない、「咀嚼」の重要性についてお話しします😊
咀嚼には唾液を促す働きがあり、人間は、1日に1~1.5リットルもの唾液を分泌するといわれています。
その唾液の中には消化酵素がたっぷりと含まれており、胃で食べ物を消化する作用があります。
しっかり咀嚼し、消化液がまんべんなく行き渡るようにすることで、胃腸への負担を軽減することができます🌸
唾液には、自浄作用があり、汚れが溜まって細菌が増殖することを防ぎます。
さらに、細菌を死滅させるための酵素が含まれており、虫歯や歯周病など、口腔トラブルを予防する役割があります✊
ストレスをコントロールするうえでは食事への意識もとっても大切。
「よく噛んで食べる」ことを意識すると、副交感神経を働かせてくれます。副交感神経は分泌液を促す作用があり、唾液の分泌につながります。
咀嚼により副交感神経が優位になることで、仕事や勉強、運動時のストレス状態(交感神経優位)を休ませてくれ、自律神経を安定させることができるんです😊
ほとんど咀嚼せずに飲み込むような食事を続けていれば、全身をコントロールしている自律神経が乱れる原因になります💦
スポーツの世界では世界トップレベルの選手は試合中にガムを噛んでいますよね?
あれは、唾液の分泌を促し、副交感神経を優位にしてリラックスすることによりパフォーマンスを向上させているためと言われています。
咀嚼の力は、スポーツ界でも注目されているのです🌸
食べ物を口に入れ噛み砕くとき、歯の歯根膜や頬の咬筋から中脳にある咀嚼中枢に神経興奮が伝わって、「神経ヒスタミン」という物質が分泌されます。
この神経ヒスタミンが満腹中枢を興奮させ、食事で増してくるブドウ糖などの満腹信号よりも早く、「おなかがいっぱいだぞ」という信号を送り込むので、食べすぎを抑えることができるのです。
食事をとると体に吸収された栄養素の一部がエネルギーとなって消費されます。
しっかりと咀嚼をして食事をした後は、安静にしていても代謝量が増えるんです😳
この代謝の増加を「食事誘発性熱産生」といいます✨
食事の際は、プロテインやスムージーなどの咀嚼のいらない流動食ではなく、しっかりと噛んで食べられる食材から栄養を摂取することがダイエットにも効果的なのです😊
咀嚼を意識することの健康効果はたくさん🌸
すぐにでも始められますから、今日から試してみませんか?
自然と痩せやすい身体もゲットできるかもしれませんよ☺️