デスクワークの方は、1日の中でスマホやパソコンを使用していることが多いと思います。
そうなると、首は下を向き、背は丸くなり、猫背の姿勢となります。
猫背になると肩甲骨は外へ広がり、胸の動きが悪くなることで筋肉が常に緊張してしまい、腰痛や肩こり、ストレートネックの原因に。
それだけでなく、胸が開かないことで自律神経系の不調やトレーニング時の怪我にもつながってきてしまいます。
胸を開くことは、日常生活の様々なシーンでとても重要な働きをしているのです。
背骨には、頭を支える首の骨からはじまり、椎骨とよばれる小さな骨がいくつも連なって、一番下に骨盤があります。
頭のほうから順番に、「頚椎」「胸椎」「腰椎」とよばれ、24個の小さな骨からなっています。
そんな背骨には、神経の保護だけでなく、「体を支える」「体を動かす」はたらきがあり、頚椎・胸椎・腰椎の3つのうち、胸椎のみ「体を動かす」役割があります。
この胸椎をしっかりと動かして胸を張ることを「胸椎伸展」とよびます。
しかし、この動かすことが得意な胸椎が動かなくなると、その代償として腰(腰椎)が過剰に動いてしまうことにより、反り腰になってしまい、腰痛の原因になります。
いくら姿勢に気をつけて真っ直ぐにしていても、根本となる胸椎の動きを改善しない限り、反り腰の姿勢が改善せず、腰痛が良くならないことが考えられます。
また、胸椎の動きが悪いと、猫背や巻き肩になってしまい、背面の筋肉が緊張するため肩こりの原因に。
腰痛や肩こりを改善するには、胸椎伸展を高めるストレッチをすることが非常に重要になります。
①肋骨下あたりにストレッチポールや枕を置き、手を斜め上に上げて床につける。(目安:2分)
②猫背になりながら、手を遠くへ伸ばし、おへそに向かってグッと肘をひきましょう。(目安:10回3セット)
日常生活の中で、腰痛や肩こりを感じると、どうしてもその部位の筋肉や関節に不調があると思ってしまいがち。
でも、実は胸椎の柔軟性、可動性の低下が原因になっていることがあります。
今回お伝えしたストレッチを続けることで、血流が良くなり胸椎や肩甲骨も柔らかくなるため、腰痛や肩こりも改善されるはず。ぜひお試しください♪
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