植物性ミルクについて

カフェラテやお菓子、お料理など幅広く使われている「牛乳」。

最近は健康志向が高まってきたことにより、牛乳を飲むことをやめる方も増えてきたように思います。

そもそも、日本人の体に牛乳は合いません。

酪農を古くから行ってきた欧米人と比べ、日本人は乳製品をあまり摂ってこなかったため、3人に2人が乳糖不耐症であるといわれています。

乳糖不耐症の人は、牛乳を飲んでも乳糖を十分に分解することができません。

そのため小腸で吸収できずに大腸まで流れ、大腸の腸内細菌によって酸やガスが発生し、お腹の膨張感を感じたり、下すこともあります。

でも、牛乳を使った食べ物は美味しいものがたくさんありますよね。

最近では、スーパーにも牛乳の代替品として、植物性のミルクの品揃えが豊富になりました。

スターバックスコーヒーショップでもミルクのチョイスができるように。

今日は、牛乳の代替品とその栄養についてお話しします。

豆乳(ソイミルク)

植物性ミルクと聞いて、真っ先に思い浮かべるのは豆乳だと思います。

スーパーやコンビニなどで手軽に買うことができますよね。

豆乳は大豆を砕き、水を加えて作られています。

豆乳はたんぱく質と脂質の配合などからみても、牛乳の代用として1番似ており、その上脂質は1/2、悪玉コレステロールを増やす飽和脂肪酸も約1/10とかなりヘルシー。

ただし無調整豆乳は大豆の豊かな風味があるため、人によってはクセを感じるかもしれません。

アーモンドミルク

アーモンドと水を混ぜ、濾して作られているアーモンドミルク。

大豆アレルギーの方も安心して使えます。

アーモンドはビタミンEを多く含んでおり、抗酸化作用が強く、アンチエイジングにぴったり。

他にもマグネシウム、鉄分、たんぱく質を含んでおり、動脈硬化や生活習慣病の予防も期待できるため、美容や健康におすすめです。

味はクセが少なく、ナッツの香ばしい香りとクリーミーなテクスチャーで、飲み物だけでなく料理にもぴったり合います。

オーツミルク

オーツミルクとは、オーツ麦と水を混ぜ合わせてつくるミルクのこと。

オートミールとしてよく食べられるオーツ麦と同じく食物繊維がとっても豊富。

腸内環境を整えてくれるドリンクなのです。

癖が少なく、クリーミーな味わいが特徴。

植物性ミルクの中では、カロリーと糖質が高い傾向がありますがその分濃厚さを楽しめますし、豆やナッツアレルギーの方も安心して飲むことができます。

ライスミルク

玄米や白米が原料。

お米の自然な甘みを感じられる味わいで、甘酒のような味わいです。

炭水化物を含み、低脂肪、低カロリーはもちろん、ビタミンやミネラルが豊富。

肌や骨だけではなくエネルギーの代謝や消化にもよいといわれています。

アレルギーを持つ人が最も安心して飲むことができるミルクです。

ライスミルクは甘みがあることから、ケーキやマフィンなどのデザートによく使われています。

植物性ミルクを選ぶ時は、ナチュラルなものを!

植物性ミルクには、より美味しく飲みやすくするために添加物を加えている商品がたくさんあります。

身体に良いからという理由で植物性ミルクを選んでも、お砂糖がたっぷり入っていては本末転倒。

できるだけ砂糖や添加物が入っていない無調整タイプを買うようにしましょう。

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