巷で話題の「ロカボダイエット」。
いわゆる低糖質ダイエットの意味です。
コンビニにもパンやアイス、スイーツにもロカボ商品がたくさん増えましたよね。（ローソンのナチュラルシリーズは本当にすごいと思います。）
低糖質ダイエットがブームとなっていますが、単にご飯やパンなどの炭水化物を摂らないカロリーカットの方法でダイエットを行うと、「我慢」をすることになるため、その反動からリバウンドをする可能性があります。
みなさんは、糖質を完全にカットする「ケトジェニックダイエット」をご存知でしょうか？
海外セレブやトップアスリートが取りいれており、日本でもテレビや雑誌などで紹介されているため、知ってる方も多いのではないでしょうか。
ケトジェニックダイエットと糖質制限は『糖質を制限する』という点においては同じです。
しかし、ケトジェニックダイエットは一般的な糖質制限と比較して糖質を大幅にカットする必要があります。
また、脂肪をたっぷり摂り、体のエネルギー源を糖質から脂肪（ケトン体）に切り替えることで、効率的な脂肪燃焼を目指すダイエット手法なのです。
今日は正しいケトジェニックダイエットの方法について、お話しします。
ケトジェニックの
正しい栄養バランスについて
ケトジェニックダイエットとは体のエネルギー源を糖質から脂肪に変換する「ケトーシス」と呼ばれる状態にすることで、脂肪燃焼を目指すダイエット法です。
内容は「低糖質・高脂肪」の食事療法です。
三大栄養素のバランスでいうと、
🔸たんぱく質（P）：30％
🔸脂質（F）：60％
🔸炭水化物（C）：10%
であり、炭水化物の摂取を極端に減らし、脂質の摂取量を増やすのがポイントです。
身体をケトーシスとするためには、PFCバランスを意識して食事をする事がとても大切です。ケトジェニックに応じた栄養バランスを考えて食事を摂る事で、ダイエットの成功率はグンと上がります。
仮に、1日の消費カロリーが1,500Kcalである場合、その栄養バランスは以下の通り。
🔸たんぱく質（P）：112g
🔸脂質（F）：100g
🔸炭水化物（C）：37g
炭水化物37gというと、お茶碗に軽くごはん一杯（100g）程度。
それを1日の総摂取としないといけないため、かなり難易度の高いダイエットといえます。
糖質が入っているのは、ごはんやパンなどの主食だけではありません。
摂取する野菜や調味料によっては糖質が高いものもあります。
炭水化物を極端に制限しないと、脂質代謝である「ケトーシス状態」から抜けてしまうので、気をつけるポイントは多々あります。
そうしたことから、個人的にケトジェニックダイエットは「インテリ・ダイエット」と呼んでいます。（笑）
ケトジェニックのメリット
🔸脂質を摂取できるため満足感が高い
たっぷりと油分を摂取できるため、ナッツやチーズ、脂たっぷりのお肉を食べることができるため、満足感が高いといわれています。
🔸空腹を感じにくい
これがケトジェニックの最大のメリットと言えるかと思います。
ダイエットにおいて、空腹は最大の敵。ケトジェニックは、糖質を摂取しないため、血糖値が常に安定しますし、脂質を多くとると満腹感が得られますので、空腹感が無いのが特徴です。
🔸痩せやすい
エネルギー回路を糖質から脂肪に切り替えることにより、効率的に脂肪燃焼が促進されるため、痩せる効果は高いといえます。
また、体内から糖質を枯渇させる時に、糖質は水分を含む性質があるので、水分が身体がから抜けます。それにより、ケトジェニック導入初期から体重がストンと落ちやすいため、見た目がスッキリするのも比較的早いです。（しかしそれは脂肪が減ったわけでなく、あくまで水分。）
ケトジェニックのデメリット
🔸ケトーシスの状態になるまでに副作用がある
このダイエット法は正しく行えば一般に安全であるとされていますが、一方で副作用である「ケトフルー」という症状が起こることがあります。そしてこれが途中でケトジェニックダイエットを挫折する原因の一つ。
ケトフル―の症状は、意識がもうろうとしたり、頭痛、悪寒、めまい、不眠症などがあります。
🔸体臭がきつくなる可能性がある
デメリットとしてよく言われているのは、体臭や口臭がキツくなるということ。これはケトン体が原因となっており、ツーンと酸っぱいような匂いがします。
🔸外食をしにくい
ケトジェニックは、脂質を摂取できるため、外食をしやすいという方もいますが、調味料などの些細な糖質にも気をつけないといけないため、味が濃い外食は選択が難しいのが事実です。
🔸人によっては胃もたれを起こすかも
糖質制限を始めると、炭水化物などの代わりに肉や魚などのタンパク質を積極的に摂取するようになりますが、肉や魚には脂肪分が多いので消化に負担がかかり、胃もたれや消化不良を起こしやすくなってしまいます。
自分に合うダイエットを
見つけよう
低糖質かつ高脂質の食事法をおこなう「ケトジェニックダイエット」。
高脂質な食事を摂るため腹持ちがよく、血糖値が急激に低下することによる空腹を抑えられるのも魅力ですが、そこにはデメリットもあります。
自分に合うダイエットは何か、正しい知識を得て実践していくことが大切です♪
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