みなさん、じゃがいも料理というと、何を思い浮かべますか?
フライドポテトや、ポテトチップス、じゃがバターなど油と一緒に調理されがちなじゃがいも。
どれも美味しいものばかりですが、脂質過多になりがち。
しかしじゃがいもそのものはとても栄養価の高い食品です。
今日はじゃがいもの効能についてお話いたします🌸
じゃがいもには、水溶性と不溶性両方の食物繊維が含まれています。
水溶性食物繊維の働きには、食後の血糖値上昇をゆるやかにする、血中コレステロール値を低下させる、高血圧予防などです。
一方で不溶性食物繊維には、水分を吸収して便のカサを増やす働きがあります。
さらに、有害物質を吸着して便と一緒に排出し腸内をきれいにしてくれる効果もあります。
高血圧予防と腸内環境の改善に一役買ってくれる食材なのです。
じゃがいもの可食部100gあたりに含まれるカリウム量は410mgで、野菜の中では多いです。
カリウムは人の体にとって必要なミネラルの一種で、ナトリウム(塩分)を排出する働きがあるため、塩分の摂りすぎを調節し高血圧を予防し、むくみも改善することができますよ。
じゃがいもはビタミンCやビタミンB2、ビタミンB6 を豊富に含んでいます。
じゃがいもはイモ類の中で、最も多くビタミンCを含みます。
ビタミンCは水溶性のため、調理の仕方では流れ出てしまいますが、じゃがいもは特別。
ビタミンCがでんぷんにガードされているため、加熱時にビタミンCを包み込んで逃さないため、加熱調理をしても減少しません。
新じゃがは貯蔵期間が短いため、一般的なじゃがいもよりもビタミンCが豊富。
また普通のじゃがいもと同様に、カリウムや食物繊維が豊富に含まれています。
新じゃがの旬の季節は積極的に選ぶようにしましょう。
じゃがいもは、実はダイエットに活用しやすい食品。
主食としても食べることができ、食物繊維が豊富であることから、満腹感を得られるうえに、腹持ちも良い食材です。
また、不足しがちなビタミンやミネラルも摂取できます。
とは言うものの油を使った調理法や、組み合わせる食品によってはカロリーが高くなります。
ですのでダイエット中にじゃがいもを食べるときは、「蒸し」や「茹で」などの、カロリーが上がりにくい調理法で食べましょう。
栄養豊富なじゃがいもですが、残念ながらタンパク質はほとんど含まれていません(じゃがいも100gあたり、タンパク質は1.8g程度)。
お肉やお魚、野菜と一緒にご飯の代わりにじゃがいもを食べるのもとても良いですよ。
ぜひお試しください♪